東本願寺の見どころと周辺の観光スポット

東本願寺

京都の代表的なお寺「東本願寺」

京都駅から徒歩5分というアクセスの良さから、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。一方で、地元の方々にも古くから「お東さん」と親しまれ、崇拝されています。

この記事では、東本願寺見どころ西本願寺との関係、そしてアクセス方法や周辺の観光スポットを紹介します。

東本願寺の宗派「浄土真宗」では御守や御朱印が無い理由についても触れているので、訪れる前に読んで役立ててください。

目次

東本願寺とは

東本願寺は、宗祖が親鸞聖人浄土真宗を信仰するお寺です。正式名称の「真宗本廟」とは、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人を祀っている建物・社という意味です。

親鸞聖人は、「本願念仏」の教えに出会い、多くの人々に心の平和と安定をもたらしてきました。

「本願念仏」の「本願」とは、「仏がすべての生き物の救済を願う」という考えであり、「念仏」とは、「南無阿弥陀仏」と唱えることで仏と繋がることができるということ。

つまり、「南無阿弥陀仏」と唱えることで仏によって救われるという考え方です。

これは、浄土真宗において中核となる考え方であり、日本人の心に根付くものと言えます。

親鸞聖人が亡くなったあと、多くの人々によって御真影を安置する廟堂が建てられたのが、本願寺です。

その後、織田信長による「石山合戦」で東本願寺と西本願寺に分裂しました。

江戸時代後期からは同じ浄土真宗派として交流を深めており、今では東本願寺「お東さん」西本願寺「お西さん」と呼ばれ親しまれています。

【東本願寺の見どころ】

東本願寺の見どころは、世界最大級の木造の山門「御影堂門」と、その楼上にある「真宗本廟」の額、そして宗祖・親鸞聖人の御真影が安置されている「御影堂」です。

浄土を表現したかのような神々しい雰囲気と凛とした空気に、歴史の重みが感じられます。

西本願寺と比べて、それぞれの違いを感じてみましょう。

東本願寺の滞在時間目安は、1~2時間。

浄土真宗は御守も御朱印も無い?!その理由とは
浄土真宗は、「南無阿弥陀仏」と称えることで救われると考え、御守や御朱印を心の拠り所にするという考え方はしません。「御守を持っていれば大丈夫」「御朱印を手に入れたからもう満足」ではなく、お参りをしてどのような教えを得られるのかを求め、現実に立ち向かっていく必要があるという信念があるためです。御守や御朱印を集めている方にとっては、少し残念かもしれませんが、そのような考え方も一理あるかもしれませんね。

東本願寺は桜と紅葉の名スポット

東本願寺 桜と紅葉

京都市内には多くの桜や紅葉の名スポットがありますが、東本願寺もその一つ。

敷地内の以下のスポットで桜と紅葉が楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。

東本願寺 マップ
引用:https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien/

東本願寺へのアクセス方法

JR京都駅から歩いて7分

駅から近いため、年間を通して多くの観光客で混雑しています。朝は6時前後から開門しているので、混雑を避けたい場合は早朝に訪れるのがおすすめ。

早朝のしんとした空気のなかにたたずむ東本願寺の姿も、風情がありますよ。

東本願寺
住所:京都市下京区烏丸通七条上る
TEL:075-371-9181
営業時間
3月~10月 5:50~17:30
11月~2月 6:20~16:30
HP:https://www.higashihonganji.or.jp/

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