京都北部にある奥座敷「天橋立」。
全長約3.6kmもあり、約6,700本もの松の木が生い茂っている天橋立は、自然が生み出した「神秘の造形」として有名な観光スポットです。
日本三景・特別名勝の一つで、五つの展望台から「股のぞき」をするのが定番！なかでも「傘松公園」は天橋立が美しく見える人気のスポットです。
この記事では、傘松公園の見どころと周辺の観光スポット、そしてアクセス方法を紹介します！
「股のぞき」ってなに？
引用：https://www.city.miyazu.kyoto.jp/site/citypro/4509.html
「股のぞき」とは、天橋立に背を向けて立って腰を曲げ、股の間から景色を眺めること。
股の間から見ることで空と海が逆になり、天橋立が天にかかる橋のように見えることから、この見方が定着したんだとか。
傘松公園が股のぞきの発祥と言われ、古くは舞妓さんや芸妓さんも股のぞきをしている写真が残されています。「股のぞき」は昔から楽しまれていた習慣と言えますね。
傘松公園とは
天橋立エリアにある五大展望所のなかでも、「天橋立ビューランド」と「傘松公園」は股のぞきの二大展望所として必ず訪れておきたいスポット。
傘松公園は、天橋立駅や天橋立ビューランドがある側の対岸「府中エリア」にあり、龍が天に昇っていくように見えることから「昇龍観」と呼ばれています。
傘松公園には、展望台以外にも絶景を楽しむスポットや乗り物、レストラン、そしてカップルが楽しめる施設が充実しています。
【傘松公園の見どころ】
絶景を楽しめるスポットがたくさん
傘松公園内には、絶景を楽しめるスポットがたくさんあります。
なかでも、股のぞき台やスカイデッキ、コロッセオは開放感抜群！
スカイデッキは、手すりや突起部分の床がガラス張りになっていて、40m下を見渡せるスリル満点なスポットです。
近くに「かわらけ投げ」ができるところもあるので、願いが叶うかどうか占ってみては？
「かわらけ投げ」ってなに？
「かわらけ」とは円盤状の陶器のこと。
厄除けなどの願いをかけて、その陶器を投げ入れる遊びです。古くは、戦国時代に武将が必勝を祈願して酒を飲む器を地面に投げてから出陣したことが起源と言われています。
その後、庶民の娯楽としてお祭りやお祝い事の際に行われるようになりました。叶えたい願いがあるときや、厄を落としたいときにぜひトライしてみてください。
カップルにおすすめ！永遠の愛を願おう
傘松公園には、「願いの鐘」と「願いの鍵」というカップルにおすすめのスポットがあります。
「願いの鐘」は展望台にある大きなハートマークが目印。
ぜひカップルで一緒に願いを込めて鐘を鳴らしてみてください。ハートのなかに天橋立が入っているように見えるので、天橋立を背景に写真を撮ることも忘れずに。
そして、さらに願いが天に届くように「願いの鍵」をかけましょう。ピンク色と青色の鍵が売られているので、お揃いで鍵をかけると思い出になりますよ。
| 傘松公園 住所：京都府宮津市大垣75 TEL：0772-27-0032（丹後海陸交通（株）成相営業所） 営業時間：9:00～18:00のうち時期によって変動 定休日：無し HP：https://www.amano-hashidate.com/kasamatsu_park/ |
傘松公園へのアクセス方法
傘松公園は、天橋立駅から路線バス、あるいは観光船利用で20～25分ほどで行けます。
路線バス利用の場合は、天橋立駅から「天橋立ケーブル下」停留所下車後近くにある府中駅へ行き、天橋立ケーブルカーに乗って5分弱で到着。
観光船利用の場合は、天橋立桟橋から一の宮桟橋まで乗船後、徒歩で「府中駅」に向かって天橋立ケーブルカーに乗り、5分弱で到着です。
ちなみに、ケーブルカーのほかにリフトも利用できます。
ケーブルカーは所要時間4分で15分置きに運行、リフトは所要時間6～7分30秒で常時運行しています。
リフトは1人乗りなので、家族連れやカップルはケーブルカーに乗ると一緒に景色を楽しめますよ。
ちなみに、京都や大阪から天橋立への所要時間は以下のとおり。
【天橋立駅への所要時間 比較表】
| 高速バス | 電車（特急） | 車 | |
| 京都 | 2時間15分～ | 2時間～ | 1時間30分～ |
| 大阪 | 2時間50分 | 2時間30分～ | 2時間～ |
| 東京 | 4時間30分～（新幹線＋高速バス） | 4時間25分～（新幹線＋特急列車） | 6時間30分～ |
傘松公園周辺の観光スポット
comment