昔から「北野の天神さま」と親しまれ、学問や芸能、災難厄除け祈願の神様として信仰されている「北野天満宮」。
入試を控えている方だけでなく、修学旅行でも多くの学生が訪れる定番スポットです。
この記事では、北野天満宮の見どころや西本願寺との関係、そしてアクセス方法や周辺の観光スポットを紹介します。
北野天満宮で購入できる御守ついても触れているので、訪れる前に読んで役立ててください。
北野天満宮とは
日本全国には、太宰府天満宮や大阪天満宮、亀戸天神、湯島天神など、菅原道真公を御祭神とする神社が1万2000社ほどあり、北野天満宮はそれらの根源となる総本社です。
御祭神・菅原道真公は、不遇な晩年ゆえに怨霊となりその祟りが噂されましたが、幼少期から学問に長けていたことから、北野天満宮は学業成就や入試合格祈願の神社とされています。
また、豊臣秀吉が北野の地で千利休らと大茶会「北野大茶湯」を開催したことからも、北野天満宮は文化・芸能の神様として知られています。
【北野天満宮の見どころ】
見どころは、国宝に指定されている「御本殿」と、重要文化財の「三光門」。
御本殿の黄金に輝く装飾や彫刻の豪華絢爛さが、神社の厳粛な雰囲気と相まって見ごたえがあります。
また、御本殿の前にある三光門には、日・月・星の彫刻があることからそう呼ばれています。しかし、星の彫刻だけが見られないことから、七不思議の一つ「星欠けの三光門」として語り継がれています。
そして、境内には撫でると頭が良くなるという「撫牛」も有名なので、ぜひ探してみてください。
毎月25日は「天神市」という縁日が開催され、祭りグルメや骨董品、雑貨などを販売する屋台が並びます。日本の屋台やお祭りの雰囲気を楽しみたい方は、ぜひ日にちを合わせて訪れてみるといいですね。
滞在時間目安は30分から1時間ほど。
北野天満宮には梅苑「花の庭」ともみじ苑がある
北野天満宮では、2月下旬〜3月上旬の初春、境内の約1500本もの梅が咲き誇り、甘い香りと夜間にライトアップされた梅の姿が楽しめます。
これらの梅のなかには菅原道真が大事にしていた木があり、菅原道真が無実の罪で左遷させられたときに「私が不在だからといって春に咲くことを忘れてはいけないよ」と和歌を詠んだことでも有名です。
毎年公開される梅苑「花の庭」では、散策路に咲く白梅・紅梅などが咲き誇る様子が眺められる展望台や、お茶とお菓子を頂ける茶屋が設置され、多くの観梅者でにぎわいます。
また、秋のもみじも菅原道真と御縁が深く、敷地内には約350本ものもみじが植えられており、10月下旬~12月上旬には「もみじ苑」が公開されます。
もみじの景観を上下から見られるだけでなく、11月11日からはライトアップされたもみじの幻想的な姿が楽しめます。樹齢400年を超える「三叉のもみじ」や、国宝御本殿を一望できる展望所など、さまざまな絶景ポイントがあるので昼間とは違った楽しみ方ができますよ。
北野天満宮へのアクセス方法
京都駅から北野天満宮へ行くには、電車やバスを利用します。
JR京都駅から市バス50に乗り、「北野天満宮前」停留所で下車すれば約35分で到着。
嵯峨嵐山方面から訪れる場合は、京福電車を利用して「北野白梅町駅」で下車すれば、北野天満宮まで徒歩5分で到着します。
北野天満宮 住所:京都市上京区馬喰町 TEL:075-461-0005 営業時間:7:00~17:00 HP:https://kitanotenmangu.or.jp/ |
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