京都の有名なお寺「清水寺」。
近くの清水坂や二寧坂・産寧坂も有数のお土産・グルメスポットでもあることから、多くの方が訪れています。
この記事では、清水寺の見どころやアクセス方法、そして周辺の観光スポットを紹介します。
「清水の舞台から飛び降りる」ということわざの真意についても触れているので、訪れる前に読んで役立ててください。
清水寺とは
清水寺の正式名称は、「音羽山清水寺」。
清水寺は音羽山の中腹にあり、音羽山の滝の清らかさにちなんで名づけられました。1000年以上前から親しまれている、京都を代表するお寺です。
清水寺のご本尊は、十一の表情と四十二の手で大きな慈悲をあらわし、人々を苦難から救うとされる「十一面千手観世音菩薩」です。
別名は「あらゆる方角に顔を向けた者」で、姿を33身に変え、すべての者に救いの手を差し伸べてくれると信じられています。
このように、清水寺は古くから無病息災や出世、良縁といったご利益を願う人々から「清水の観音さん」と信仰されてきました。
【清水寺の見どころ】
本堂の前面に張り出している舞台は、「清水の舞台から飛び降りる」ということわざで有名なスポット。舞台から眺める京都市街や渓谷の様子は圧巻です。
清水寺には、ほかにも京都最大級の任王像がある「任王門」や、日本最大級を誇る国宝の「三重塔」、そして「隋求堂」などがあります。
任王門は、一度戦火で焼失しましたが再建・修理を重ね、今の姿を維持しています。当時の威厳を感じられる姿は圧巻ですよ。
清水寺の滞在時間目安は、1~2時間ほど。
実際に「清水の舞台から飛び降りる」人がいた…?
「清水の舞台から飛び降りる」とは、「断崖に張り出している清水寺本堂の舞台から飛び降りるほど、重大な決意で物事にのぞむこと」を表したことわざです。
江戸時代中期には、「観音様に願いをかけて飛び降りると命が助かり、願いが叶う」という迷信を信じて実際に飛び降りた事件が200件以上あったそう。
そのうちの85%が生存できたと言われていますが、無傷で済むわけはなく、明治時代には「飛び降り禁止令」が発令されたんだとか。
清水寺は桜・紅葉の名スポット
清水寺は桜と紅葉の名スポットでもあります。
桜が見ごろを迎える3月後半 〜 4月初旬と、紅葉が見ごろの11月中旬 〜 12月初旬にはライトアップが行われ、その時期だけ夜間の特別拝観ができます。
清水寺の敷地内で暗闇のなかに照らされた桜や紅葉と楼門やお堂とのコラボレーションも美しいですが、本堂や三重塔を引きで見たライトアップの姿も素晴らしいものですよ。
2024年の夜間特別拝観の開催日程
春:3月23日~3月31日
夏:8月14日〜16日
秋:11月18日〜30日
※上記期間中は21:30まで開門時間を延長。予約不要で入場できます。
※2025年度の開催日程はわかり次第更新。
清水寺へのアクセス方法
清水寺に行くには、JR京都駅から市バス206「東山通北大路バスターミナル」行き、あるいは市バス100「清水寺祇園 銀閣寺」行きに乗り「五条坂」停留所に下車。徒歩10分で到着します。
錦市場などから行く場合は、「京都河原町駅」から市バス207の「東福寺・九条車庫」行きに乗車し「清水道」で下車します。その後、徒歩10分で清水寺に到着。
いずれも清水坂や産寧坂も通れるため、途中で買い物や食事を楽しめますよ。
清水寺 住所:京都市東山区清水1丁目294 TEL:075-551-1234 営業時間:6:00~18:00(夜間特別拝観についてはHPを確認) HP:https://www.kiyomizudera.or.jp/ |
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