3月8日は、「町家の日(マーチヤの日)」と呼ばれているのをご存じですか?
3月=マーチ(MARCH)と町家の「町」
8日=8の「ヤ」と町家の「家」
上記の語呂合わせによって3月8日は「町家の日(マーチヤの日)」と呼ばれ、その前後1週間は「町家Week」として、さまざまな町家関連イベントが行われます。
普段は非公開の有形文化財の町家の限定公開や、町家に関わるワークショップ、そして地元の名産を集めたマルシェなど、町家を深く知るイベントが満載!
この記事では、京都の代表的な町家である「おおきに迎賓館」で3月9日に行われる町家の日イベント「京(今日)は町家でトゥギャザーしようぜ!」を紹介します。
【3月9日】京(今日)は町家でトゥギャザーしようぜ!


おおきに迎賓館の黒門中立賣邸では、3月9日にルー大柴こと遠州流 茶道師範・大柴宗徹氏を含む豪華ゲストをお招きしてイベントを開催!
京の歴史と風情が感じられる町家で「観る・体験する・味わう」を体験できます。
「観る」ルー大柴こと大柴宗徹氏のトークショー
50代から茶道を始め、今では遠州流茶道の家元から「大柴宗徹」という茶名を得て、茶道を教えられる師範の資格を持つル―大柴氏。
芸能の「動」の世界で人を魅せる仕事をしていた彼が、茶道の「静」の世界でも人を魅せることとなり、茶道を通して穏やかな心境を保てるようになったんだそう。
今では、多くの方にもっと手軽に茶道に触れて欲しいという想いで、「ルー流茶道」を広めています。
トークショーでは、クスッと笑える楽しいトークで彼の「動」に魅せられてください。
ルー大柴こと大柴宗徹氏のトークショー
時間:12:00~12:15
参加費:無料
「体験する」おおきにお抹茶体験

ルー大柴氏が厳選するお茶菓子と遠州流の茶道を体験できるお茶会を楽しめます。
カジュアルな装いで気軽に参加できるので、肩ひじ張らずに茶道の癒し効果とお抹茶の美味しさを味わってみてください。
お茶を点てている間のル―大柴氏は、ほとんど無言でお点前に集中しています。フランクに話しているイメージが強いルー大柴氏の、「静」に魅せられる貴重な機会ですよ。
記念撮影もあり!
おおきにお抹茶体験
時間:①12:30~13:00 ②13:15~13:45 ③14:00~14:30 ④14:45~15:15
所要時間:30分
参加費:5,500円(税込)
定員:各回4名
事前予約:必要
Study!▶ルー大柴こと大柴宗徹氏の茶道の流派「遠州流」とは?

千利休を祖として始まった茶道には、流派がたくさんあります。
代表的な「三千家」と呼ばれる流派には表千家・裏千家・武者小路千家があり、それぞれに茶道の所作やお茶の点て方が異なります。主に町人層に広まったため「町衆茶道」と言われています。
また、三千家以外にも、武家茶道の文化が入った藪内流や、侘び寂びの中に美しさと明るさを備えた遠州流などがあります。これらは大名や武家を中心に広まったため「武家茶道」と呼ばれています。
ルー大柴氏の流派「遠州流」は「綺麗さび」を真髄とし、侘び寂びの精神に美しさ・明るさ・豊かさを加え、誰が見ても美しく感じる美を作り上げました。
また、常に相手の立場に立ってものを考える思いやりの心を「茶湯の心」とし、基本に忠実でありながらも創意工夫をし、時代とともに発展していくことをモットーとしています。
遠州流は、「ルー流茶道」を広めているル―大柴氏の「時代に合った形で茶道を発展させていきたい」という想いと重なるところがあるのかもしれませんね。
「体験する」おおきに京土鈴絵付け体験

「京ことば」には、豊かな自然と多くの権力交代を経験してきた1200年以上もの歴史をもつ京都ならではの風習や文化が背景にあります。
「京土鈴 KYODOREI」は、そんな京ことばの意味や成り立ちから生まれた動物たちが縁起物として生まれたもの。
絵付け体験では、そんなユニークな動物たちに思い思いに絵付けすることができます。京都ならではの文化や言葉のニュアンスを感じてみてください。
作品は持ち帰り可能で、お茶・菓子付きです。
おおきに京土鈴絵付け体験
時間:①12:30~13:20 ②13:40~14:30 ③14:50~15:40 ④16:00~16:50
所要時間:50分
参加費:2,000円(税込)
定員:各回10名
事前予約:必要
注意:10歳未満のお子様は保護者の付き添いが必要です。
制作物1個につき付き添い(無料)は1名様まで。
持ち物は特にありませんが、汚れても良い服装、あるいはエプロンをご持参ください。
京土鈴の詳細:株式会社torinoko
「体験する」おおきに苔玉作り体験

一般的に「苔玉」とは、植物の根を土で丸く包み、周りに植物を張り付けて糸で固定したものです。もともと盆栽の「根洗い※1」という手法を応用し、盆栽をより身近に感じてもらうために作られました。
鉢が無くても手軽に作ることができ、インテリアの一つとして愛されています。
そして、「生命花手毬※2」は、日本で昔から遊具として親しまれている手毬に見立てた苔玉に、京都の伝統工芸品である組紐※3を巻き、京文化の美しさをプラスしたもの。
苔は、神社やお寺の庭で感じるために欠かせないものであり、苔玉にすることで土の癒し効果や植物を育てる楽しさ・命の大切さを感じられる「花育」にもつながります。
「おおきに苔玉作り体験」では、その生命花手毬を作ることで土の優しさや苔玉の愛らしさに癒される体験ができます。こちらも作品は持ち帰り可能で、お茶・菓子付きです。
おおきに苔玉作り体験
時間:①13:00~14:00 ②14:30~15:30 ③16:00∼17:00
所要時間:60分
参加費:3,300円(税込)
定員:各回10名
事前予約:必要
注意:10歳未満のお子様は保護者の付き添いが必要です。
制作物1個につき付き添い(無料)は1名様まで。
持ち物は特にありませんが、汚れても良い服装、あるいはエプロンをご持参ください。
生命花手毬の詳細:株式会社花工房
「味わう」ふく吉 特別ランチ営業

おおきに迎賓館の敷地内にある鮨割烹店「ふく吉」では、3月9日限りの特別ランチが味わえます。
巻き寿司やうどんなどの季節を感じられる限定メニューが店内のカウンターで楽しめるので、特別なランチタイムを過ごしたい方はぜひ!
ふく吉 特別ランチ営業
時間:11:30~15:00(L.O 14:30)
【メニュー】
巻き寿司 ~ひな祭り仕様~:1,000円 ※お持ち帰り可能
うどん ~刻み狐、葱~:800円
巻き寿司・うどんセット:1,500円
【第4回】京(今日)は町家でトゥギャザーしようぜ!イベント概要・予約方法

・開催日:2025年3月9日(日)
・開催時間:12:00~17:00(予定)
・開場:11:15より
・参加費・入場料:無料(体験型イベントについては事前予約制・別途参加費あり)
※館内土足禁止です。
お履き物は入口に置いてある袋にて保管し、館内へお持ち込みください。
※貴重品・お荷物はお客様自身での管理をお願いいたします。
会場にロッカー等はございませんのでご注意ください。
※館内でのご飲食は可能でございますが、待合スペースに限りがございますことご了承くださいませ。
当日ご来場の皆様へおおきに迎賓館グッズをプレゼント。(※数量限定)
体験型イベント 予約方法
応募フォームより、必要事項をご入力して送信してください。
ご質問やご予約に関するお問い合わせは、電話(06-4256-0092)もしくはメール(cs@shouten.ookini.jp)にて受け付けております。
※町家の日イベント参加希望とお伝えください。
※担当者:株式会社おおきに商店 広報課 井植
※体験型イベントは全て事前の予約制となりますのでお早めにご予約くださいませ。
※複数のワークショップの受講も大歓迎!時間調整は事務局にて行いますのでご安心ください
町家の日 イベント情報:https://www.machiyanohi.com/
日常で体験することのできない、特別な“おおきに”が体験できる期間限定のイベントです。
ぜひ、町家の伝統を体感しにお越しください。
【おおきに展】同時開催イベント「京都 工芸作家5人展 工芸の魅力を世界へ」


町家の日Weekの期間中は、おおきに迎賓館で5人の京都工芸作家による展示会も開催します。
京都の伝統技術が誇る、繊細で唯一無二の作品をおおきに迎賓館の茶室・蔵でゆっくりお楽しみください。
【おおきに展】京都 工芸作家5人展 工芸の魅力を世界へ
5名の京都工芸作家
片山雅美氏 京焼・清水焼作家で赤織部の代表的作家
市川博一氏 青白磁の陶芸家
羽田登喜氏 手描き友禅の染色工芸家
德力竜生氏 ガラス工芸作家
角田誠治氏 木工作家
イベント詳細
時間:12:00~17:00期間:3月8日(土)~3月16日(日)
参加費:無料 定員:無し
会場

おおきに迎賓館 黒門中立賣邸 住所:京都府京都市上京区中立賣通黒門東入役人町 TEL:075-451-0092 HP:https://geihinkan.ookini.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/ookinigeihinkan/ 予約:https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/180397/180397.html ※宿泊利用は要問い合わせ。 |
ふく吉 住所:京都府京都市上京区中立賣通黒門東入役人町 TEL:075-432-0092 営業時間 ※完全予約制 昼:11:30~14:00(L.O.13:30) 夜:18:00~23:00(L.O.22:30) 定休日:水・第一第三木曜日 HP:https://sushi-fukuyoshi.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/fuku_yoshi.official/ |

