【前編】初めての京都旅行に!定番スポットをまわる4泊5日モデルコースと5つの宿を紹介

京都には、神社仏閣だけでなく、現代文化と歴史が融合したスポットやグルメ、ショッピングエリア、体験コンテンツなどがたくさんあります。

今回は、4泊5日のモデルコース形式で京都の定番スポットを紹介!映えスポットや話題のスポットだけでなく、日本の歴史や文化に深く関わる重要スポットも入れています。

それぞれのコースは日によって入れ替えることも可能なので、興味があるスポットや宿泊日数に合わせて活用してくださいね。

「そもそも京都を良く知らない…」という方は、最初の章「京都はこんな街!5つのエリアの特徴を紹介」からチェック!

後編の記事では、アクセスの良いおすすめの宿泊施設5つ紹介しているので、ぜひ後編と合わせて読んでくださいね。

【こんな方におすすめ】
・初めて京都に旅行する
・京都の定番観光スポットを知りたい
・役立つ切符情報も知りたい
・京都の定番グルメが食べられるお店やお土産店を知りたい
・京都の伝統を感じられる宿泊施設に泊まりたい

目次

京都はこんな街!5つのエリアの特徴を紹介

京都市内は大きく「洛中・洛西・洛南・洛東・洛北」5つのエリアに分類され、それぞれに特色があります。まずは、それぞれの特色を見てみましょう!

洛中エリア:京都らしさが集まる中心地

洛中エリア

京都のエリア分けには「洛」という言葉が使われますが、この字には「都」という意味があり、かつて都があった京都を表しています。

京都の中心部に位置する洛中エリアは、京都駅周辺錦市場など、買い物・グルメスポットがたくさん。
さらに、東本願寺などの歴史的名所はもちろん、京都水族館京都鉄道博物館など、世代を問わず楽しめる名所も豊富です。

「京都らしさ」を短時間で一通り楽しめるエリアなので、京都に短時間しか滞在できない方におすすめです。

洛西エリア:歴史・自然・絶景・観光列車好きにおすすめ

洛西エリア

洛西エリアは、金閣寺天龍寺のような世界遺産が多いだけでなく、嵐山竹林の道嵯峨野トロッコ列車保津峡の川下りなど、京都の美しい自然も魅力です。

歴史・自然・絶景・観光列車が好きな方は、絶対に楽しめるエリアでしょう。

洛南エリア:写真映え・歴史スポットたくさん。抹茶スイーツも

洛南エリア

洛南エリアには、ずらっと鳥居が並ぶ「千本鳥居」が有名な伏見稲荷大社や、日本の十円玉に描かれている平等院のほか、宇治市に近いことから抹茶スイーツも豊富。

さらに、このエリアは源氏物語ゆかりの土地や江戸時代の幕末の舞台となった寺田屋・竜馬通り商店街などにも近く、日本の歴史や文化に深く興味がある方にもおすすめです。

洛東エリア:古都の上品な街並みを楽しめる

洛東エリア

多くのアニメに登場するほど、国内外で有名な清水寺や、金閣寺と対照的な美しさをもつ銀閣寺、そして祇園祭で有名な八坂神社など、京都を代表する神社・寺が多いエリアです。

また、清水寺に向かう二寧坂・産寧坂や、八坂神社周辺にある花見小路、そして京町家や昔ながらの由緒ある街並みの祇園など、散策するだけでも楽しい通りが目白押し。

さらに、鴨川沿いは地元の人にも憩いの場として愛されるスポット。鴨川納涼床も、夏の京都の風物詩です。

京都の代表的な神社やお寺、京都の昔ながらの路地や街並みを楽しみたい方におすすめ。

洛北エリア:神秘的な空気が漂う納涼地

洛北エリア

鞍馬山貴船川がある洛北エリア。特に夏は、川の真上に設置された桟敷で楽しむ川床料理が人気です。

また、木々が生い茂るなか幽玄な雰囲気が漂う鞍馬寺と、朱色の灯籠が木々の中で美しく映える貴船神社は、パワースポットとしても有名です。

1週間ほどかけてじっくり京都を観光できる方や、夏に京都に訪れる方におすすめのエリア

Day1 戦乱の時代を見届けた歴史スポットを巡る!

ここからは、4泊5日モデルコースで京都市内のおすすめスポットを紹介していきます!

歴史的スポットはもちろん、京都グルメが食べられるお店やお土産が買えるお店、着物レンタル体験ができるお店も盛り込んでいます。

早速、1日目START!

京都駅9:00▶中央口から出発!

京都駅

最初に向かうのは、京都駅中央口を出て徒歩5分のところにある東本願寺です。

【東本願寺】9:30▶世界最大級の木造建築!歴史の重みを感じる

東本願寺

東本願寺は、「南無阿弥陀仏」と唱えることで救われるとする浄土真宗のお寺です。

見どころは、世界最大級の木造の山門「御影堂門」と、その楼上にある「真宗本廟」の額、そして宗祖・親鸞聖人の御真影が安置されている「御影堂」です。

もともと一つのお寺だった本願寺は、さまざまな戦いを経て徳川家康の東本願寺と豊臣秀吉の西本願寺に分かれました。浄土を表現したかのような神々しい雰囲気と、東本願寺が歩んできた壮絶な歴史を感じられます。

東本願寺の滞在時間目安は、1~2時間

東本願寺
住所:京都市下京区烏丸通七条上る
TEL:075-371-9181
営業時間
3月~10月 5:50~17:30
11月~2月 6:20~16:30
HP:https://www.higashihonganji.or.jp/

昼食11:00▶こりょうり たか屋 

引用:https://r.gnavi.co.jp/gs5cn9yd0000/lunch/

このエリアは、京都駅に近いため飲食店がたくさんありますが、どこも混雑するので早めに昼食をとりましょう。

次に訪れる西本願寺への道沿いにある「こりょうり たか屋」は、昔ながらの京料理を楽しめるお店です。京料理は「出汁を基本とする伝統技術で、素材本来の美味しさを味わう」を基本とし、季節風情を意識しているのが特徴です。

「こりょうり たか屋」が提供する昼御膳「うまい米と8種のこりょうり」では、その京料理の繊細さを堪能できます。カウンター席のみの上品な店内では、手の込んだ小皿のおかずとお代わり自由の炊き立てご飯が食べられます。

こりょうり たか屋
住所:京都府京都市下京区七条通烏丸西入西境町165 GEM7 1F
TEL:050-5485-3337
営業時間
月~木 ランチ:12:00~14:00
月~土 ディナー:17:00~22:00
定休日:日曜日(祝日が重なる場合は月曜休みに変更)
HP:https://koryouritakaya.gorp.jp/

【西本願寺】12:00▶世界遺産!豪華絢爛な彫刻美に見惚れる 

西本願寺

東本願寺から歩いて10分の距離にある西本願寺。西本願寺の見どころは、親鸞聖人像を安置する「御影堂」「唐門」です。

「御影堂」は、内部に金箔、彫刻欄間、障壁画などで装飾され、まるで極楽浄土のような荘厳な光景が見ものです。

また、「唐門」は重厚感のある黒漆に牡丹や唐獅子の装飾が豪華で、桃山文化を象徴しているとも言えます。見とれて日が暮れるのも忘れてしまうことから、「日暮らし門」とも言われています。ぜひ間近でじっくり見てみてください。

滞在時間目安は、1~2時間ほど。

西本願寺
住所:京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
TEL:075‐371‐5181
営業時間:5:30~17:00
HP:https://www.hongwanji.kyoto/

【二条城】14:30▶世界遺産!激動の時代を見届けた歴史的スポット 

二条城

西本願寺からバスで10分ほどの距離にある二条城。二条城は、1603年初代将軍・徳川家康が築城しました。

2024年2月下旬に動画配信サービスのディズニー+で配信開始された話題のドラマ「SHOGUN 将軍」の主人公「吉井虎永」は、まさに徳川家康をモデルとしています。ドラマのファンの方は、家康がどのような人物か想像できるかもしれませんね。

そして築城から時を経て1867年、「大政奉還」が示されたことで、二条城は江戸幕府の終焉の舞台となります。

二条城の見どころは、徳川家と江戸幕府の激動の舞台となった「二の丸御殿」です。内部の大広間に広がる狩野派の障壁画は、徳川家の権力の大きさを実感できるほどの迫力で見ごたえがあります。

滞在時間目安は1時間~1時間30分ほど。

二条城
住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
TEL:075-841-0096
営業時間:8:45~17:00
定休日:12月29日~12月31日
HP:https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/

【北野天満宮】16:00▶学問・芸能のご利益を期待するなら必訪!

北野天満宮

二条城から北野天満宮までは、バスを利用して15分ほど。

北野天満宮は、日本全国1万2000社ほどある天満宮・天神社総本山です。文化・芸能の神様として知られており、境内にある「撫牛」を撫でると頭が良くなると言われています。受験を控えている方や、勉強に励みたい方は、ぜひ撫でてみてください。

北野天満宮の見どころは、国宝に指定されている「御本殿」です。御本殿の黄金に輝く装飾や彫刻は、大変精工で華やかですよ。

滞在時間目安は30分から1時間ほど。

北野天満宮
住所:京都市上京区馬喰町
TEL:075-461-0005
営業時間:7:00~17:00
HP:https://kitanotenmangu.or.jp/

夕食18:00▶割烹うおたけ

引用:https://restaurant.ikyu.com/110638

京都初日の夕食は、ぜひ北野天満宮近くにある割烹料理店「うおたけ」へ。

一枚板の美しいカウンター席と、優しい人柄の店主が醸し出すあたたかく心地よい雰囲気が特徴です。静かに食事を楽しみたい方は、完全個室テーブル席もありますよ。

昆布と鰹で一番出汁をとり、お酒を醤油を加えたシンプルな味わいに仕上げたすっぽん鍋や、ぐじの唐揚げA5ランクの和牛の炙りなど、旬の食材をたっぷり味わえます。

割烹うおたけ
住所:京都府京都市北区平野宮西町66-3
TEL:075-462-1063
営業時間
ランチ:11:30~13:00
ディナー:17:30~20:00
定休日:木曜日,第4水曜日
※昼営業は不定休
HP:https://www.instagram.com/uotakekyoto

Day2  京都の市場・路地散策で食べ歩き&はんなり着物体験!

2日目は、地元の人も日常的に利用する錦市場や鴨川を歩き、買い物や食べ歩き、散策を楽しみます。そして、着物体験をして趣のある路地をはんなりと歩きましょう。

【錦市場】9:00▶400年間の歴史がある「京の台所」で朝食を 

錦市場

京都のグルメ&ショッピングスポットといえば「京都の台所」と言われる錦市場!390mも続くカラフルな屋根のアーケードには、和菓子店から寿司屋、酒屋、鮮魚店など多様なお店が120軒ほど立ち並びます。

朝食におすすめなのが、だし巻き玉子専門店「三木鶏卵」のだし巻き玉子と、こだわりの卵を活かして作った黄身餡パン。だし巻き玉子は、うまみたっぷりの出汁がじわっと溢れて美味しいですよ。

高倉通から入って寺町通へとまっすぐ向かい、祇園四条駅の方へ出るとお店が一通り見られるうえ、次に訪れる鴨川方面へのアクセスもスムーズ。

引用:https://www.kyoto-nishiki.or.jp/map/

だいたい9~10時ごろには多くの店がオープンしますが、どんどん混み合ってくるため朝一に訪れるのがおすすめ。滞在時間目安は、30分~1時間ほど。

錦市場
住所:京都府京都市中京区西大文字町609番地
TEL:075-211-3882(京都錦市場商店街振興組合)
営業時間:店によって異なる
定休日:店によって異なる
HP:https://www.kyoto-nishiki.or.jp/

【鴨川】10:30▶地元民の憩いの場「鴨川」散策後、着物体験へ

錦市場から祇園四条駅の方へ進むと、鴨川が見えてきます。鴨川河川敷は、地元の人たちもゆったりと過ごせる憩いの場です。

さらに進むと、かつては花街として栄えた八坂神社の参道「祇園商店街」が現れます。祇園商店街の入り口にある「京都着物レンタル wargo 祇園店」で、着物をレンタルしましょう。

このお店は、祇園エリアの真ん中にあるエリア内最大級の店舗です。八坂神社まで徒歩7分という好立地で、手ぶらで着付け・ヘアセット・かんざしレンタルまでできるのも魅力。

京都着物レンタル wargo 祇園店
住所:京都府京都市東山区四条通大和大路西入中之町216番地 祇園OKIビル2階
営業時間:10:00~17:30
着付け最終受付時間:15:30
返却締め切り時間:17:30
HP:https://kyotokimonorental.com/
RESERVATION

【祇園商店街~花見小路】11:30▶昔ながらの京都の街並みを散策

祇園商店街には、「あぶらとり紙」でおなじみの「よーじや」や、京都の代表的銘菓「本家西尾八ッ橋」といったお土産店がたくさん並びます。

祇園商店街を八坂神社の方向に歩いていくと、昔ながらの路地「花見小路」が現れます。タイミングが良ければ、舞妓さん芸子さんに出会えるかも。

祇園商店街
住所:京都府京都市東山区祇園町南側567-6(祇園商店街振興組合)
TEL:075-531-2288(同上)
営業時間:店によって異なる
定休日:店によって異なる
HP:https://www.gion.or.jp/

【「撮影禁止」の看板に注意!】
舞妓さん
本物の舞妓さんや芸子さんを見るとつい写真を撮りたくなりますが、私道も多く「撮影禁止」の看板があるところもあるので気を付けましょう。なかには入ると罰金が課される通りもあるため、ぜひ京都らしい品位を保ちながら観光を楽しんでくださいね。

祇園四条駅から八坂神社までは徒歩15分ほどですが、着物レンタル時の着替えや買い物・休憩を考慮して、1時間半ほどみておきましょう。

【八坂神社】12:00▶「祇園祭」は日本三大祭として有名

八坂神社

日本三大祭の「祇園祭」は、今から約1150年前から行われている八坂神社の祭礼で、7月の開催期間中は街が大いににぎわいます。

八坂神社の見どころは、2020年国宝に指定された「本殿」のほか、八坂神社のなかでも最も古い建造物「西楼門」など。

特に本殿は、本殿と拝殿がひとつの大きな屋根におおわれ、1つの建物のように造られている珍しい建築方法が特徴です。神社の本殿建築としては最大規模のため、見ごたえがあるでしょう。

滞在時間目安は、1~2時間ほど。

八坂神社
住所:京都府京都市東山区祇園町北側625
TEL:075-561-6155
営業時間参拝:24時間
社務所:9:00~17:00
HP:https://www.yasaka-jinja.or.jp/

昼食13:30▶一休庵

引用:https://maruyama-ikkyuan.com/

八坂神社の隣にある円山公園のなかには、ちょっとした休憩所「一休庵」があります。

メニューには、京都の定番グルメ・湯葉を使った「とろゆば丼 おこわと赤飯」やお花の形が可愛いらしい「一休庵 おこわさん」というセットがあります。

また、3種類の団子が楽しめる「団子三姉妹」もあるので、軽めに昼食を済ませたい方にもおすすめ。

一休庵
住所:祇園・円山公園しだれ桜北側
TEL:075-531-6731
営業時間:10:30~17:00(季節・天候により変動)
定休日:不定休
HP:https://maruyama-ikkyuan.com/

【平安神宮】15:00▶地元愛が詰まった京都のシンボル

平安神宮

八坂神社から平安神宮までは、徒歩で15分ほど。しばらく歩くと、平安神宮の大きな鳥居が見えてきます。

平安神宮は、794年の平安京遷都から1100年経った記念として、1895年に建立されました。見どころは、鮮やかな朱色が美しい「大極殿」とそれを取り囲むように造られた総面積約33,000㎡もの広大な「神苑」です。

大極殿は、国の主要な儀式が行われた場所で、左右に建つ白虎楼・蒼龍楼とともに宮廷の雰囲気を楽しむことができます。

滞在時間目安は、1~2時間ほど。

平安神宮
住所:京都市左京区岡崎西天王町97
TEL:075-761-0221
営業時間:6:00~18:00(時期によって異なる。詳細はHPを確認)
HP:https://www.heianjingu.or.jp/index.html

夕食17:00▶京料理 竹島 ICHIGO 

引用:https://www.takeshimakyoto.jp/

「京料理 竹島 ICHIGO」は、1897年京都鴨川の木屋町に旅館として創業し、現在は四季折々の日本料理が楽しめる割烹料理店です。

5~9月には、納涼床が利用できます。メニューは、黒毛和牛陶板焼きやお造りなどが楽しめる「吟醸会席」や、ミニ会席などがありますが、納涼床を楽しむなら5~9月限定「鱧しゃぶ会席」がおすすめ。

納涼床を利用の場合は別途サービス料が10%かかりますが、期間限定かつ他では味わえない風情が体験できるので、払う価値はあり!

「納涼床」って?

5月を過ぎると、鴨川に面した先斗町通りのお店が納涼床を始めます。
「納涼床」とは、川沿いにある料亭や旅館が、川がよく見える位置に座敷(床)を作り料理を提供すること。川の景色や風情、風を楽しみながら食事を楽しめるのが魅力です。
夏の気配を感じる5月から暑さが残る9月の間に見られる夏の風物詩なので、ぜひ体感してみてください。

京料理 竹島 ICHIGO
住所:京都府京都市中京区木屋町通二条下る上樵木町496アイル竹嶋1階奥
TEL:075-256-2550
営業時間
ランチ:11:30〜14:00
ディナー:17:00〜22:00
定休日:月曜日
HP:https://www.takeshimakyoto.jp/

【先斗町】19:00▶しっぽりとした京都の飲み屋街を散策しよう

先斗町

飲食店やお茶屋さん、Barが並び、お店の明かりに照らされる細い石畳の道が続く「先斗町(ぽんとちょう)」

カクテルやウイスキーを楽しめる洋風のBarや、飲んで歌って楽しめるスナック、ひとりでもフラッと立ち寄れる隠れ家的Barなど、さまざまな飲み屋が並んでいます。

夜中の2時、3時まで営業しているお店もたくさんあるので「京都のディープな夜を堪能したい!」という方にもおすすめ。

先斗町
住所:京都府京都市中京区
参考URL:https://www.ponto-chou.com/

Day3 有名な映えスポットがたくさん!食べ歩きと買い物を楽しむ

3日目は、国内外でも特に人気の名所・清水寺や東寺、伏見稲荷大社を訪れます。映えスポットやお土産をたくさん買えるエリアもありますよ。

【一念坂~清水坂】8:00▶大切に守られる清水寺へと続く道

清水坂

清水寺は、「名探偵コナン」などの人気アニメにも多く登場するほど有名なスポットです。非常に混雑するので、人手の少ない朝一に行きましょう!

清水寺に向かう道「一念坂・二寧坂・産寧坂・清水坂」は、伝統的な外観の建物が並び、食べ歩きやお土産スポットとしても有名な通り。

なかでも、二寧坂にある「スターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」は、築100年を超える伝統的な日本家屋の外観で、京都の街並みに馴染むように工夫されています。

店内は、古き良き日本家屋とスターバックスの現代文化が融合した美術館のようなたたずまい。

メニューは他の店舗と同じなので、京都の食事ばかりでちょっと胃が疲れてきたという方は、お馴染みの珈琲店で朝食をとってみてはいかがでしょうか。

【清水寺】8:30▶世界遺産!超有名な「清水の舞台」&絶景スポット!

清水寺

清水寺の正式名称は、音羽山清水寺

清水寺は音羽山の中腹にあり、音羽山の滝の清らかさにちなんで名づけられました。1000年以上前から親しまれている、京都を代表するお寺です。

本堂の前面に張り出している舞台は、「清水の舞台から飛び降りる」ということわざで有名なスポット。舞台から眺める京都市街や渓谷の様子は圧巻です。

清水寺には、ほかにも京都最大の任王像「任王門」や、日本最大級を誇る国宝の「三重塔」、そして「隋求堂」などがあります。

清水寺の滞在時間目安は、1~2時間ほど。

清水寺
住所:京都市東山区清水1丁目294
TEL:075-551-1234
営業時間:6:00~18:00(夜間特別拝観についてはHPを確認)
HP:https://www.kiyomizudera.or.jp/

【東福寺】11:00▶京都最大の大伽藍は圧巻!紅葉・新緑ともに絶景

東福寺は大きな伽藍が特徴的で、国宝指定の「三門」や天井に蒼龍図が描かれている「本堂」、そして開山堂へ続く「通天橋」など、見どころはたくさん。

通天閣の周囲には楓の木々が広がり、秋の紅葉シーズンはもちろん、春・夏は青々と茂った新緑の美しさも魅力です。

また、庭園「本坊庭園」は、日本の伝統的様式である枯山水と市松模様を用いて設計され、モダンで斬新なデザインが魅力。滞在時間の目安は、1~2時間ほど。

東福寺
住所:京都府京都市東山区本町15丁目778
営業時間:8:30〜16:00(時期によって異なる。詳細はHPを確認)
HP:https://tofukuji.jp/

昼食13:30 美登利

引用:https://midorinounagi.gorp.jp/

東福寺からバスで15分ほどのところにある「美登利」は、本格的なうなぎ料理が食べられるお店です。

数十年継ぎ足してきた秘伝のタレはコクがあり、うなぎに付けて焼き上げると最高の照りと旨さを引き出します。定番の「うな重」はもちろん、三通りの食べ方を楽しめる「ひつまむし」やリーズナブルにうなぎを楽しめる「うな丼と肝吸いのセット」があります。

特別なときにしか食べられないうなぎ。ぜひ贅沢に頬張りましょう。

美登利
住所:京都府京都市南区西九条東比永城町14-16
TEL:050-5484-5494
営業時間
ランチ:11:00~14:30
ディナー:17:00~21:00
※うなぎが売切れ次第閉店
定休日:毎月8日、17日、18日、28日(不定休日あり)
HP:https://midorinounagi.gorp.jp/

【東寺】14:30▶世界遺産!京都のランドマークの五重塔

東寺

「美登利」から東寺まで10分ほど歩くと、立派な五重塔が目前に見えてきます。東寺の正式名称は教王護国寺。およそ1200年前に、日本で最初に作られた密教寺院で「立体曼荼羅」があることでも知られています。

東寺の見どころは、木造建築として日本一の高さを誇る「五重塔」や、細密な装飾が見ごたえのある「南大門」、そして東寺の中心にある「講堂」です。

東寺の滞在時間目安は、30分~1時間ほど。

元祖フリーマーケット「東寺弘法市」
東寺弘法市
引用:http://www.touji-ennichi.com/

毎月21日に行われる「東寺弘法市」では、骨董品や食料品などを売る露店が1000軒以上並びます。見て歩くだけでも楽しめるので、タイミングが合うならぜひ訪れてみてください。

東寺
住所:京都府京都市南区九条町1
TEL:075-691-3325 
営業時間
金堂、講堂:8:00~17:00
観智院:9:00~17:00(夜間特別拝観についてはHPを確認)
HP:https://toji.or.jp/
※東寺弘法市:http://www.touji-ennichi.com/

【伏見稲荷大社】15:30▶映えスポット「千本鳥居」

伏見稲荷大社 千本鳥居

東寺から伏見稲荷大社までは、バスか電車を利用して約25分。

伏見稲荷大社は、全国に3万社ある稲荷神社総本宮であり、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神として崇められています。

伏見稲荷大社の見どころは、「本殿」「千本鳥居」「おもかる石」。伏見稲荷大社の赤い鳥居がずらっと並ぶ千本鳥居が有名ですが、本殿の美しい装飾も豪華で見ごたえがあります。

また、「奥社奉拝所」には石灯篭「おもかる石」があります。石灯篭の前で願い事を唱え、石灯篭の頭の部分を持ち上げてみましょう。思ったよりも軽いと感じれば願いが叶うと言われています。

滞在時間の目安は、長めに見て1時間ほど。

伏見稲荷大社
住所:京都府京都市伏見区深草藪之内町68
TEL:075-641-7331
営業時間参拝:24時間
祈祷:8:30〜16:30
HP:https://inari.jp/

【伏見稲荷参道商店街】16:15▶「稲荷」関連フードやキャラクター店も 

伏見稲荷参道商店街

伏見稲荷大社の周辺には、買い物や食べ歩きができるお店がたくさんあります。特に「きつね(稲荷大神の使い)」に関連するフードはぜひ食べておきましょう。

総本家 宝玉堂

引用:https://inari-kyoto.com/hogyokudo

きつねにまつわるお土産&食べ歩きグルメの一つが、「稲荷煎餅」「総本家 宝玉堂」は「京都の上質な白味噌を使って味噌煎餅を焼きたい」という想いから、きつねの顔の形をした稲荷煎餅を作った発祥のお店です。白味噌とゴマの素朴な甘みが人気で、食べ始めると止まらない美味しさ。稲荷煎餅のほかにも、鈴の形をしたおみくじ入りの「鈴せんべい」もお土産に買っていくと喜ばれますよ。

総本家 宝玉堂
住所:京都市伏見区深草一ノ坪町27-7
TEL:075-641-1141
営業時間:7:30~18:00
定休日:無し
HP:https://inari-kyoto.com/hogyokudo

ちいかわもぐもぐ本舗


引用:https://www.chiikawamogumogu.jp/

伏見稲荷大社の参道に、国内外で大人気のキャラクター「ちいかわ」の常設店舗・京都伏見店があります。お稲荷さんにちなんで、きつねの被り物をした、ちいかわのぬいぐるみやトートバッグ、タオル、お菓子など店舗限定グッズがたくさん!ファンの方は、この機会に限定のハチワレ達をたくさんゲットしちゃいましょう。

ちいかわもぐもぐ本舗
住所:京都府京都市伏見区深草稲荷中之町46-1
TEL: 075-643-0050
営業時間:9:30~17:30
HP:https://www.chiikawamogumogu.jp/

夕飯18:00▶蕎麦手打ち たか橋 

引用:https://preview.studio.site/live/1YWjrpAYWm

伏見稲荷大社から、電車か車を利用して20分ほどのところにある「蕎麦手打ち たか橋」

祇園で修行した料理人たちが、本格手打ち蕎麦や創作和食を提供しています。お店はもともとお茶屋さんだったことから今もお茶屋さんの景観を大切に残しており、2022年には京都市の「京都を彩る建物や庭園」に選定されています。

お蕎麦や創作和食に合う日本酒もたくさん揃えているので、おすすめを聞いてみてください。

蕎麦手打ち たか橋
住所:京都府京都市下京区平居町23
TEL:080-3774-8739
営業時間
ランチ:(火曜日〜土曜日)11:30〜15:00
ディナー:(木曜日〜土曜日)18:00〜20:30
定休日:第2月曜日・第4火曜日
HP:https://preview.studio.site/live/1YWjrpAYWm

まとめ

前編の記事はひとまずここまで!後編では、主に京都市内の西部と東部をまわります。

京都市内の西部と東部には、日本人の心に根付く「侘び寂び」を体感できる南禅寺や、銀閣寺のほか、金色に光輝く金閣寺、そして京都の自然を堪能できる嵯峨野・嵐山エリアなど、見どころがたくさん。

さらに、文末には京都市内の主要な観光スポットにアクセスが良く、京都の伝統を感じられるおすすめの旅館5つ紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

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