京都北部に位置する宮津市「天橋立」。
日本海に面していて魚介が豊富に獲れるため、寿司や海鮮丼といったさまざまな海鮮料理が美味しいのが魅力。また、丹後では上質な黒毛和牛や野菜といった陸の幸も豊富です。
そのため、このエリアには地元の食材の美味しさを使った飲食店も充実しています。
この記事では、宮津で生まれ育った地元民がおすすめするディナーに最適なレストランを4つ紹介します!
あまり知られていないお店も登場するので「知る人ぞ知る名店を知りたい!」という方はぜひチェックしてくださいね。
【ほしうみ】「京都祇園やまぐち」のこだわりを再現
「ほしうみ」は、京都祇園にある独創的なイタリアン料理店「やまぐち」の姉妹店として、2024年4月に開業したばかりのレストランです。
「京都祇園やまぐち」のように特別な日に利用したい高級店
「京都祇園やまぐち」は、京都のはんなりとした雰囲気の街並みに溶け込むように店を構える、完全紹介制のレストランです。
特定のお客様との関係性を大切にしているレストランであるがゆえに、利用できる方は限られ、予約も取りにくいことも。また、京都宮津市には記念日や特別な日に利用したくなる高級店が不足しているという課題がありました。
両者の課題を解決する手立ての一つとして、姉妹店「ほしうみ」が生まれました。
「ほしうみ」の店内は、最大8名まで対応するカウンター席のみ。お客様がシェフとのコミュニケーションを楽しみながら食事ができるよう工夫されています。
(※ほしうみは、完全紹介制ではありません)
「京都祇園やまぐち」のこだわりに宮津の魅力をプラス
本店「京都祇園やまぐち」は、和食とイタリア料理の技術を活かし、ウニやアワビ、トリュフといった高級食材と旬の食材を使った独創的なメニューが魅力です。
「ほしうみ」がある宮津エリアには、宮津産のオリーブオイルや丹後で作っている塩のほか、冬の味覚「松葉ガニ」など、「食の魅力」がたくさんあります。
特に、宮津産のオリーブオイルは、オリーブ本来の香りが芳醇に香る希少な逸品。また、丹後の塩は約40日間熟成させた牛フィレ肉の炭火焼きによく合います。
さらに、丹後には酒蔵がたくさんあるため、独創的な料理にマッチする日本酒やワインも充実。
本店の「自家製カラスミかけ放題」を再現した、冷製パスタもあります。
「京都祇園やまぐち」に興味がある方はもちろん、丹後エリアでしか食べられない旬の食材を美味しく食べてみたいという方にもおすすめです。
また、「ほしうみ」の近くには、グランピング宿泊施設「瑠璃浜」を含め多くのヴィラがあります。無料で送迎しているので、宿と合わせて利用してみてください。
「ほしうみ」の出張料理が宿で食べられる?!
「Auberge Villa KUON-久遠-」には、プライベートダイニングを併設しており、「ほしうみ」の料理人が出張料理を提供します。
完全プライベート空間なので、小さなお子様連れや取引先との接待、大切な人との時間を過ごすのにおすすめです。営業終了時間も気にする必要が無く、シェフが料理の提供を終えたあとでもラウンジとしてずっと使用できるのも魅力。
宿のなかにダイニングがあるため、「食事のあとはすぐ休みたい」という方にもおすすめですよ。
ほしうみ 住所:京都府宮津市日置3110 TEL:050-3098-1199(9:00~18:00) 営業時間 17:00~19:00(1部) 19:30~21:30(2部) 定休日:不定休 HP:https://www.kyoto-hoshiumi.com/ RESERVATION |
【天香】みずみずしい自家農園野菜と鮮魚を堪能できる
「天香」は、宮津市天橋立エリアでとれる鮮魚や野菜、肉を美味しく食べられる和風レストランです。
自家農園野菜と鮮魚が食べられるコース料理
自家農園でとれた野菜のほか、店内にある大型の生簀で鮮度を保った魚を惜しみなく食べられます。
3つのコースがありますが、おすすめは「たまゆら」コースです。
刺身や焼き物、小さな鍋、そして肉料理を一通り楽しむことができ、どなたでも食べやすい量ですよ。
11月~2月末には地カニコースもあるので、丹後近海のカニを堪能したい方はぜひ予約してください。
コース料理以外にも、「和牛のしぐれ煮」といった日本ならではの小鉢メニューや、自家農園野菜をたっぷり使ったサラダ、鮮魚の一夜干し、刺身盛り合わせ・寿司など単品メニューもたくさん。
アレルギーにも対応しているので、事前に連絡しておくとスムーズですよ。
大型のカウンター席やテーブル席もあり
店内には、最大10名が座れる大型のカウンター席や4名様・6名様用のテーブル席を完備。
料理人と語り合いながら料理を楽しみたい方は、ぜひカウンター席をご利用ください。
テーブル席はプライベート感のある個室なので、大切な人と会話を楽しみたい方におすすめ。個室は連結させて10名用にすることもできるので、ニーズに応じて利用できるのも便利ですよ。
天香 住所:京都府宮津市日置2686 TEL:050-3155-3426 営業時間 朝食:8:00~10:00 (オーダーストップ/9:30)(日、月、火のみ) 夕食:17:30~21:30(オーダーストップ/21:00) 定休日:水・木曜日(祝日は営業) HP:https://www.soranokaori.jp/ RESERVATION |
【坐忘】熟練の料理人が織りなす一流の寿司
一流の寿司を堪能したいなら、「坐忘」一択。このお店の魅力は、料理人・明石洋一氏の技術の高さと高級感のある店内です。
料理人・明石氏の熟練の腕が光る!
「坐忘」の料理人・明石洋一氏は、ニューヨーク、ロサンゼルスのミシュラン掲載店や東京・六本木の「江戸前鮨 すし通」、そして京都府宮津市の「すし長蔵」で計17年間料理の腕を磨いてきました。
豊富な知識と経験によって、丹後半島で水揚げされた新鮮な魚介類を本格的な江戸前鮨に仕上げます。
料理人の技術を目の前で楽しめるカウンター席
店内は8名が座れるカウンター席のみ。
メニューも、先附(お通し)と椀物、そして約10貫の寿司が揃う「江戸前鮨コース」のみです。その日の仕入れによって使う魚の種類も変わってくるため、完全お任せになります。
それも腕と使用する食材に自信があるからこそ。
一流の料理人が調理する様子を見たい方や、料理人との会話を楽しみたい方におすすめのお店です。
アレルギーや苦手な食材への対応も可能なので、事前にお伝えくださいね。
坐忘 住所:京都府宮津市日置3560-17 TEL:050-3181-6269(瑠璃浜アクティビティセンター)(受付時間 9:00~19:00) 営業時間:18:00~ 定休日:月・火曜日(祝日・祝前日は営業) HP:https://www.zabou.jp/ |
【aceto】丹後の食材と酢を活かしたイタリア料理
イタリア語で「酢」を意味する言葉「aceto」という名が付いた、イタリアンレストランです。
実は、このお店は世界有数のお酢の醸造所「飯尾醸造」が手掛けたお店で、築120年の古民家をリノベーションして作られました。
飯尾醸造の丹後への想いが込められたお店
120年以上続く飯尾醸造は、米作りから酒造り、酢造りまですべての工程を自前で行い、食材選びに一切妥協を許さない醸造所です。
そのこだわりから、国内外の料理人から評価され、日本の人気漫画「美味しんぼ」にも掲載されたほど。
そんな飯尾醸造には、「丹後の豊かな風土を感じながら、都会では味わえない料理を堪能してほしい、そしてその料理を食べるために丹後を訪れて欲しい」という想いがあります。
丹後への想いがゆえ、あえてディナー営業のみというこだわりもあるんだそう。
acetoでディナーを食べ、そのまま丹後エリアに宿泊して少しでも長く滞在してほしい、そしてこの街を好きになって欲しい、という想いが込められています。
シチリア料理の第一人者が生み出す絶品イタリアン
丹後エリアは、間人ガニや寒ブリといった魚介のほか、イノシシや鹿などのジビエ肉にも恵まれています。
安心安全にこだわった食材を育てる生産者や酒蔵も豊富なことや、飯尾醸造のお酢を活用できることから、acetoでは余計な油分を控えて旨みのある料理に仕上げています。
また、料理人はイタリアのシチリアで修行を積み、その後東京で20年間も腕を振るったシチリア料理の第一人者です。
ぜひ、素材の美味しさを活かして作るイタリア料理を堪能してみてください。
メニューは11,000円のコースメニューのみですが、「acetoパーティープラン」としてイタリア料理を手巻き寿司の具材として楽しむプランなども提供しています。
歓送迎会や結婚式の二次会など、活用法はさまざま。立食パーティーなどにも対応しているので、パーティーを企画している方は相談してみてください。
aceto 住所:京都府宮津市字新浜1968 TEL:0772-25-1010 営業時間:18:00~23:00(最終入店20:30) 定休日:月曜日・火曜日 HP:https://aceto.therestaurant.jp/ RESERVATION |
まとめ
今回は、地元民が勧める天橋立のディナーおすすめ店を紹介しました!
京都丹後エリアの新鮮な魚介や肉、野菜をたっぷり使った上質なお店を紹介したので、会食やお祝いの場などに活用してください。
メディアにあまり登場しないお店もピックアップしているので、隠れ家的なお店を探している方にもおすすめですよ。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
comment