京都天橋立を発着とする京都丹後鉄道の観光列車「丹後くろまつ号」。
洗練された列車のデザインはもちろん、絶景と美味しい食事が楽しめるレストラン列車として人気を集めています。
今回は、そんなくろまつ号の【2024年10月1日~2025年3月31日のコース】を詳しく紹介します!
観光列車が好きな方や、京都天橋立に旅行する予定のある方、また絶景と美味しい食事を楽しみたい方は必見です。
観光列車には「あかまつ号・あおまつ号・くろまつ号」の3つがある!

「あかまつ号・あおまつ号・くろまつ号」は、京都丹後鉄道の観光列車です。
列車の外装と内装は水戸岡鋭治氏がデザインしており、木材を基調とした暖かみのある雰囲気は、「水戸岡ワールド」として好評です。
あかまつ号は丹後珈琲やケーキのほか、天橋立ワインなど軽食を楽しめる予約制のカフェ列車。そしてあおまつ号は普通運賃のみ・予約不要で気軽に乗車できる観光列車です。
そしてくろまつ号は、車内でコース料理を楽しめる完全予約制のレストラン列車です。
半年に1度コースの内容が変わるので、それぞれの違いを楽しみにリピートしている方がいるほど人気なんですよ。
3種の列車の運行ルートや料金の早見表はこちらを参考にしてください。
【あかまつ号・あおまつ号・くろまつ号比較早見表】
あかまつ号 | あおまつ号 | くろまつ号 | |
ルート | 西舞鶴~天橋立 | 西舞鶴~網野西舞鶴~豊岡 | 福知山~天橋立天橋立~西舞鶴 |
価格 | 普通運賃+乗車整理券550円 | 普通運賃のみ | モーニングコース6,500円 ランチコース14,500円 地肴コース5,500円 |
予約と座席 | 原則予約制自由席 | 予約不要自由席 | 完全予約制指定席 |
運行日 | 火、水 | 毎日 | 金、土、日、祝日 |
1日の運行時刻 | 計4本 | 計4本 | 計3本 |
3つの列車の違いや時刻・料金について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック!

【2024年10月1日~2025年3月31日】くろまつ号の新コース

2024年10月1日から始まるコースは次の3つ。
・モーニングコース: 6,500円(税込)
・ランチコース:14,500円(税込)
・地肴コース:5,500円(税込)
モーニングコースは天橋立着、ランチ・地肴コースは天橋立発の列車です。
早速、それぞれのメニューを紹介します!
モーニングコース:丹波黒豆の料理&スイーツを満喫!

福知山10:08発→天橋立11:48着 |
朝食や昼食にピッタリなのが、モーニングコース。
丹後くろまつ号の”くろ”と丹波の黒豆の”黒”がコラボした企画として、黒豆をメインに扱ったメニューなんだそう。
丹波の黒豆は、ほかと比べて大粒で深い甘味が魅力。手作業で丁寧に栽培・収穫されるため大量生産が難しく、希少価値が高いのも特徴です。
モーニングコースには、そんな黒豆の上品で深い甘味を活かしたメニューがたくさん。
なかでも、焼きたてで香ばしい「丹波黒豆と鴨スモークのキッシュ」や、マッシュルームの香りがふわっと香る「丹波黒豆とマッシュルームのポタージュ」は黒豆の美味しさを感じられる逸品です。
デザートも「黒豆珈琲のティラミス」やタルト、地酒のジュレに黒豆ガレットと充実しています。
プロデュースするお店は「パティスリーカフェ・カタシマ」
モーニングコースを提供するのは、但馬・丹波地方に4つのお店を構える「パティスリーカフェ・カタシマ」。
地元食材の素材を活かしたケーキやお菓子を多く展開し、桃太郎パイやお米で作ったカステラ、純米酒ジュレなどほかには無いスイーツが楽しめるお店です。
姉妹店には、フランス料理店「レストラン ラ・リビエール」やグルテンフリー専門店「片島成好堂」があります。
※お店情報:https://www.katashima.co.jp/
ランチコース:丹後の海の幸・陸の幸を堪能!

天橋立13:05発→西舞鶴14:50着 |
丹後の恵みをお腹いっぱいに食べられるランチコース。
京丹後では「セイコ蟹」というカニが獲れるのを知っていますか?
セイコ蟹とは、松葉ガニのメスのこと。ギュッと身が詰まっていて甲羅のなかにある卵・内子とプチプチとした外子、そして濃厚なカニ味噌が魅力です。
ランチコースは、そんなセイコ蟹を層にして蒸した「セイコ蟹のテリーヌ」や鴨のロースト、そしてキッシュなどを組み合わせた前菜からスタートします。
メインには、エビのコクと甘味が詰まったアメリケーヌソースがかかった白身魚や、ローストポークなど、ボリュームたっぷり!
デザートやお土産まで、オーベルジュ「アンソンベニール」が手掛ける創作料理を堪能できます。
プロデュースするお店は「アンソンベニール」
天橋立のふもとにある「アンソンベニール」は、こだわりの創作料理「ピオネスタイル」を提供するお店です。
「ピオネスタイル」とは、このお店が作った造語で「料理のジャンルにとらわれることなく新しい料理の先駆けとなる」という意味が込められています。
地元・宮津の食材を使ったパスタ・スープ・肉料理・魚料理が食べられます。
※お店情報:https://hanasyoubu.jp/
地肴コース:酒に合う!カニや地魚を楽しむ

天橋立16:05発→西舞鶴17:24着 |
天橋立を観光した後に、地酒と美味しい鮮魚を楽しめる地肴コース。
京都北部では新鮮なカニや魚が獲れるため、それを楽しみに訪れる方も少なくありません。
地肴コースは、茹でた紅ズワイガニや鮮魚のお刺身から始まり、地魚にカニ味噌をかけた「カニ味噌焼き」、牡蠣の天ぷらに出汁をかけた「牡蠣の揚げ出汁」など、カニや鮮魚を美味しく仕上げて提供します。
「丹後ばら寿司ロール」は、甘辛く味付けをしたサバのそぼろを使った丹後の郷土料理「ばら寿司」。ご飯もしっかり食べたいという方も、きっと満足するはず。
プロデュースするお店は「サカナテラス」
「その場で食べられる魚屋さん」をコンセプトに、店主が舞鶴港で仕入れた新鮮な魚介を寿司や刺身、惣菜、干物などさまざまな形で提供するお店です。
商品はテイクアウトすることはもちろん、店内でドリンクと一緒に楽しむこともできるので自由に鮮魚を楽しみたい方におすすめ。
※お店情報:https://sakanaterasu.com/
くろまつ号に乗るには?購入の仕方

くろまつ号は、以下のページで予約できます。
料理を準備する都合上、予約できるのは乗車の3日前まで。
3か月前の10時から予約開始されるため、人気のコースはすぐに売り切れてしまうこともあります。予定が決まっている方は、早めに予約しましょう。
予約後は、乗車駅窓口で予約受付確認書(メール画面)または、確認書をプリントアウトしたものを掲示し、「くろまつコース料金券」に引き換える必要があります。
車内への飲食物の持ち込みはNGなので、注意しましょう。
天橋立エリアのグルメを楽しめるおすすめ宿3選
観光列車利用の前後には、天橋立のグルメと温泉を楽しめる素敵な宿に泊まりませんか?ここからは、天橋立の食事が美味しいおすすめ宿を紹介します!
【瑠璃浜】大人数の旅行にも対応!
全棟に温泉とプライベートプールを備えている「天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜」。
全部で20棟あるお部屋は、サウナや温水プール、ジャグジーがあるタイプ、8名まで宿泊できるタイプなどさまざまなタイプをご用意。
「一度は両親に美味しいカニを食べさせてあげたい…!」「友人の誕生日を盛大にお祝いしたい」そんなニーズに応えます。
冬季限定のカニマルシェプランでは、活カニを刺身・しゃぶしゃぶ・鍋・焼きガニ・雑炊とお客様のお好きな食べ方で楽しんでいただけます。
大人気プランのため、気になった方は早めのご予約を。
天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜 住所:京都府宮津市日置3100-8 チェックイン場所:瑠璃浜 アクティビティセンター(カニマルシェ) Tel:050-3161-4582(10:00〜18:00) HP:https://www.rurinohama.jp/ |


【花菖蒲】温泉好きにおすすめ!
1日4組限定・1棟貸しのプライベートヴィラ「花菖蒲」。
各棟に金温泉・岩塩風呂・薬湯を配した露天風呂があるので、周囲を気にせず温泉をじっくり堪能したい方におすすめです。
部屋の内装も棟ごとにテーマがあり、洗練された雰囲気も魅力。
大人気のカニプランもおすすめですが、素泊まりプランを選べば近隣には鮮魚を美味しく楽しめる鮨「坐忘」や日本料理「天香」、イタリアン「Cielo」も利用できます。
好きなジャンルや食べたいメニューに合わせて選んでみてくださいね。
花菖蒲 住所: 京都府宮津市日置4267 チェックイン場所:瑠璃浜 アクティビティセンター(カニマルシェ) Tel:050-3161-4572 HP:https://www.hana-syoubu.jp/ |
【マリントピア・ザ・スイート】囲炉裏を囲んで家族団らん
天橋立の大自然を一望できる高台に位置する「マリントピア・ザ・スイート」。
全室1棟貸切型のスイートヴィラが、全13棟あります。
こちらもプライベートプールと天然温泉を完備しているので、贅沢な空間で旅の疲れを癒してください。
囲炉裏のある食事スペースでは、みんなで囲炉裏を囲みながらカニを堪能できます。囲炉裏があるのはマリントピア・ザ・スイートだけなので、日本ならではの雰囲気を楽しみたい方におすすめ。
宿泊の3日前までに連絡を頂ければ、天橋立駅から宿まで無料で送迎を行っております。
ぜひ、ご家族や大切な仲間たちとの旅行にご活用ください。
マリントピア・ザ・スイート 住所:京都府宮津市日置4054 TEL:050-3161-4574(受付時間 10:00-18:00) HP:https://www.marinetopia-suite.com/ |

まとめ
今回は、京都天橋立を発着とする人気の観光列車「丹後くろまつ号」の2024年10月1日~2025年3月1日のコースを詳しく紹介しました!
地元の名店がプロデュースする美味しい食事は、ほかでは食べられない逸品ばかり。
また、海岸沿いの景色が美しい奈良海岸・由良川橋梁など、丹後鉄道のなかでも随一の絶景ポイントも見ものです。
なにげない京都北部の田舎や田園も、心が癒される風景ですよ。
美味しい食事と絶景が好きな方なら満足できること間違いなし!ぜひチェックしてみてくださいね。
