天龍寺の見どころと周辺の観光スポット

京都屈指の観光地・嵯峨嵐山にある「天龍寺」

渡月橋、亀山公園、竹林の小径と合わせて訪れたい禅宗の最高峰に位置するお寺です。

桜や紅葉の名所としても名高く、日本の歴史や禅宗文化に興味がある方はもちろん、京都の自然の景観が好きな方もおすすめ。

この記事では、天龍寺見どころアクセス方法、そして周辺の観光スポットを紹介します。秋に行われる天龍寺の塔頭たっちゅう寺院「宝厳院」紅葉ライトアップ情報も載せています。

詳細が気になる方は、ぜひチェックしてくださいね。

目次

天龍寺とは

天龍寺は、後醍醐天皇の追善供養のために建立されました。

当時は、隣国・元との貿易を再開し、そこで得られた利益を造園費用で補ったんだとか。その結果、天龍寺は禅寺のなかでも格の高い位置(京都五山第一位)に君臨しました。

【天龍寺の見どころ】

雲龍図と達磨図

天龍寺

天龍寺の法堂はっとうにある「雲龍図」は必見。どの角度から見ても龍に睨まれているようにみえる「八方睨みの龍」が描かれています。ぜひ、どこに行っても龍からじっと睨まれる凄みを体感してみてください。

雲龍図はいつでも見られるわけではなく、通常は土日祝のみ公開されています。ただ、春と秋の特別参拝期間毎日公開されているので、平日に訪れたいならその時期を狙いましょう。

雲龍図公開日
▶通常:土曜日・日曜日・祝日
※雲龍図(法堂)参拝休止日:2024年1月3日、2月3日、10月28日~30日、12月31日~2025年1月2日 など
▶特別参拝:毎日公開
[期間]
 ・2024年3月2日(土)~7月17日(水) 9時~16時30分閉門 [受付終了16時20分]
 ・2024年8月10日(土)~18日(日)9時~13時閉門 [受付終了12時50分]
 ・2024年9月7日(土)~12月1日(日)
▶公開時間:9:00~16:30
▶参拝料:500円(未就学児は無料)

金閣寺 達磨図

法堂をさらに進むと、台所と寺務所を兼ねる建物庫裏くりがあります。

庫裏を入った正面にある達磨図だるまずは、まさに達磨宗である天龍寺の顔と言えます。この達磨の表情には、どのような感情が込められているのか想像してみましょう。

曹源池庭園にある巨岩にも注目

天龍寺

日本で最初に史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園そうげんちていえんは、中央正面にある2枚の巨岩に注目。この岩は金閣寺にもある「龍門の滝」と言われていますが、金閣寺のそれとはどこか違う…?!

金閣寺の「龍門の滝」の石は、滝に打たれている鯉の様子に見えるのに対し、天龍寺は鯉が滝を登り切り、龍になる途中の姿が表されています。

ぜひ、両方の石を見比べてみてくださいね。

天龍寺の滞在時間目安は1~2時間ほど。

天龍寺の塔頭寺院「宝厳院」の紅葉ライトアップも注目

宝厳院には、室町時代の禅僧が作庭した庭園獅子吼ししくの庭」があります。嵐山の景観を取り入れた広大な庭は、「仏が説法する」という意味が随所に込められています。

夜間拝観ではその「獅子吼の庭」がライトアップされ、昼間とは違った幻想的な光景に変わりします。

2024年度は、宝厳院において初となる書院のリフレクションも見られるんだそう。貴重な機会なので、このライトアップのためだけに京都に訪れる価値あり!

天龍寺へのアクセス方法

天龍寺は、京福電鉄嵐山線JR嵯峨野線阪急電車、あるいはバスを利用して行けます。

京福電鉄嵐山線利用の場合は嵐山駅、JR嵯峨野線利用の場合は嵯峨嵐山駅、阪急電車利用の場合は嵐山駅下車。いずれも駅から天龍寺までは徒歩2分~15分。

バスを利用する場合は、嵐山天龍寺前京福嵐山駅前で下車。

天龍寺
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
TEL:075-881-1235
営業時間:8:30~17:00
※特別早朝参拝時期あり。詳細はHPを確認。
HP:https://www.tenryuji.com/

周辺の観光スポット

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