京都祇園エリアの代表的な神社として古くから「祇園さん」として親しまれている「八坂神社」。
あらゆる災いを祓う神様「素戔嗚尊」を祭る神社として崇拝されています。
この記事では、八坂神社の見どころや祇園祭、そしてアクセス方法や周辺の観光スポットを紹介します。
特に、八坂神社のなかにある縁結びの神様が祀られているお社についても触れています。良縁を望む方は、ぜひ訪れる前に読んで役立ててくださいね。
八坂神社とは
京都には古くから政治や文化の中心として栄えた平安京がありますが、八坂神社は平安京より以前から鎮座する古社です。
そして、日本三大祭の「祇園祭」は、今から約1150年前に疫病が鎮まるようにと願いを込めて行われた八坂神社の祭礼です。
祇園祭は、7月1日から31日まで開催され、お祭りの最中は八坂神社や周辺の鴨川、河原町などが祇園ばやしや神輿を担ぐ人々で街が大いににぎわいます。
【八坂神社の見どころ】
国宝の本殿や西楼門は見ごたえたっぷり
八坂神社の見どころは、2020年国宝に指定された「本殿」のほか、八坂神社のなかでも最古の建造物「西楼門」など。
特に本殿は、本殿と拝殿がひとつの大きな屋根におおわれ、1つの建物のように造られている珍しい建築方法が特徴です。神社の本殿建築としては最大規模のため、見ごたえがあるでしょう。
滞在時間目安は、1~2時間ほど。
縁結びの神様が祀られる「大国主社」
八坂神社の境内には、多くのお社がありますが、なかでも縁結びを願う方におすすめなのが「大国主社」。
大国主社には、八坂神社の神様「素戔嗚尊」の六世にあたる孫神で、縁結びの神様「大国主神」が祀られています。この大国主社の鳥居の隣には、神話「因幡の白兎」の石像があります。
この石像は、大国主神が傷を負ったウサギに正しい治療法を教えてあげたことでウサギの傷は治り、その親切心に感動したウサギは、八上姫と大国主神のご縁を結んだという伝説を示しています。
この伝説に関連して、大国主社ではハート型の絵馬や願掛けうさぎがあります。良縁や叶えたい願いを絵馬やうさぎに込めて奉納してみてはいかがでしょうか。
八坂神社は桜と紅葉の名スポット
八坂神社は、春の桜や秋の紅葉も美しく見ものです。
特に、境内のなかでも約100灯の万灯篭が並ぶ道は、ゆっくり散策して景色を楽しめるスポット。夜に明かりがともされると、さらに幻想的な雰囲気が漂います。
八坂神社へのアクセス方法
八坂神社に行くには、京都駅からバスか電車を利用します。
JR京都駅から市バスの100番か206番に乗り、約20分で「祇園」停留所に到着。停留所から八坂神社までは徒歩4分です。
電車を利用する場合の最寄り駅は、京阪電車「祇園四条駅」か阪急電鉄「京都河原町駅」です。駅からは、ともに徒歩10分弱で到着します。
八坂神社 住所:京都府京都市東山区祇園町北側625 TEL:075-561-6155 営業時間参拝:24時間 社務所:9:00~17:00 HP:https://www.yasaka-jinja.or.jp/ |
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